こんにちは。お菓子研究家のmarimoです^^


marimo cafeのアトリエ7周年を記念して、
ブログ上で特別記事を連載中です✨


本日は「店舗を持たないお菓子屋さん」を営む青木さんのお話です♪


現在もmarimo cafeのアシスタントをしながら、
自身のお菓子販売も行う様子をインタビューしました!

ぜひご覧ください✨



Sunday Morning

店舗を持たないお菓子屋さん「おやつ屋ちろる」を一人で運営しつつ、marimo cafeのアシスタントもこなす青木優衣さん。
marimo cafeでのアシスタントの経験から得たものや、現在のお仕事のこと、将来お菓子を販売したいと思っている人へのメッセージに至るまで、お話を伺いました。



【Episode1】揚げドーナツで、お菓子作りにはまる

お菓子作りは母親に影響を受けて


――お菓子作りは子どものころから好きだったんですか?

小さいころからお菓子が大好きでしたね。私が4、5歳くらいのときに、母と一緒に初めてホットケーキミックスで揚げドーナツを作ったらしいんです。
それにすごいはまったらしく、そこから毎日1週間ドーナツを作り続けていたって母から聞きました。
私はまったく覚えてないんですけどね(笑)。

子どもでも簡単に作れるお菓子から始まり、小学生のころは図書室でお菓子のレシピ本を借りてきて作ったり。
中学生くらいから、友達に「このお菓子は売れるよ!」って言われるようになっていたので、自分はお菓子屋さんになるんだって、特に何も疑わずに成長してきた感じですね。


――中学生のころからすでに完成度の高いお菓子を!その後の進路はどうされたんですか?

高校は、卒業と同時に調理師免許が取れる高校であり専門学校でもある学校に進学。
ただ、学校では製菓衛生師の資格は取れなかったので、自分で試験を受けてとりました。
実は製菓衛生師の資格を持っていなくても、仕事の現場には立てるんです。でも、とりあえず取っておいたほうがいいかなと思って取りました。

卒業後は、町のケーキ屋さんに就職したんですけど、店主がとても感情的な発言や振る舞いをする人で……職場が合わず数カ月で退職。
そのあとは、結婚式場のデザートに携わる仕事や、デパートの中のケーキ屋さんの厨房でお菓子を作る仕事を経験しました。

そして、また新卒で働いた町のケーキ屋さんとは別のケーキ屋さんに就職したんですが、こちらも最初のケーキ屋さん同様の理由で数カ月で退職……。
でも、私すごく諦めが悪かったので、ケーキ屋さんじゃなくても、例えば飲食店でも別の仕事をしながらでもお菓子に携わることができるんじゃないかなって思い始めて。

その時にお菓子教室っていう存在を知ったんですよね。


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▶︎「おやつ屋ちろる」の人気商品、クッキー缶


marimoさんのお菓子教室で学び、働く日々がスタート  
 
――marimoさんとはどうやって出会われたんですか? もともとmarimoさんのことは高校生のころからブログやSNSで知っていました。
marimoさんのアトリエができたことも、お菓子教室が始まったこともブログで知って。
その最初のお菓子教室の募集があったときに、生徒として参加しました。
お菓子教室で学んでいく中で、やっぱりお菓子作りって楽しい!って再認識したことをきっかけに、そろそろ仕事を変えたいなと思い始めたんです。

それまでは、自分がお菓子の仕事をやっていたことを教室では一切言っていなかったんですけど、お菓子教室に通い始めて2、3年通ってた頃かな、生徒のみなさんとも顔なじみになってきたので「お菓子の仕事を始めようと思って、面接を受けています」って話をちらっとしたら、marimoさんからお仕事の話をいただいて。
――アシスタントのお仕事ですか? いえ、別のお仕事です。2018年の夏に、marimoさんがカフェをプロデュースするお仕事をされていたんです。
レシピを提供したり、働く人の研修をしたり、カフェの中身を全部作るというお仕事でした。
当時の私の仕事は、カフェで再現して作ったり、カフェのスタッフの練習に付き合ったり。
オープンしたカフェでシフトに入ってお菓子担当で働かせていただいたり。

そのお仕事が終わった時に、アシスタントもできればとお声がけいただいて、今もアシスタントを継続中です。


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▶︎marimo cafe「米粉講座」のクッキーを作る青木さん




【Episode2】アシスタントの仕事と並行して、「おやつ屋ちろる」としての活動も

店舗を持たないお菓子屋さん「おやつ屋ちろる」

――現在は店舗にお菓子を卸したり、カフェを借りてお菓子やお茶を提供されていますが、どんなきっかけで?

店舗を持たないお菓子屋さん「おやつ屋ちろる」は3、4年くらい前にスタートしました。
当時は、お菓子の販売もしたいなと思っていたんですけど、なかなかきっかけがつかめなくて、ただ考えるだけだったんです。

その時に、marimoさんがアトリエで、お菓子やアクセサリーを持ち寄って販売する「アニバーサリーマーケット」を開催されて。
marimoさんの生徒さんには、手芸が得意な人やアクセサリー作りが得意な人など、多彩な人が多いんですよね。そんな生徒さんたちの作品を、アトリエで販売するというイベントでした。
「そのマーケットにお菓子を出さない?」って声をかけていただいたことがきっかけになりました。

そのときに食品衛生責任者の資格を取って、菓子製造許可のあるレンタルキッチンを借りて、販売用のお菓子を作りました。
初めての経験だったんで、わちゃわちゃした記憶がありますね(笑)。

一人では間に合わず、友達にも手伝ってもらいました。大変でしたけど、この経験はとても大きかったです。


――レンタルキッチンはどうやって見つけられたんですか?

私の場合は全部ご縁でつながった感じなんですけど……。
知り合いにお菓子をプレゼントしたら、その方が現在のレンタルキッチンの大家さんと知り合いで。
その大家さんが私のお菓子を食べてくれて「販売はしないの?」って聞いてくれたのと、ちょうどその大家さんがお米屋さんで、お店で販売するおむすびを作るためにキッチンを持っていたんですよね。
そこが菓子製造許可のあるキッチンだったので、お借りできることになったんです。

これからお菓子をイベントで販売していこうと思っていたら、コロナ禍に突入してしまい、計画が全部なくなってしまったんです。
そしたら、大家さんのお米屋さんの店頭に、おむすびと一緒にお菓子を置かないかって言ってくださって。
そこから夏以外の月に2回、お米屋さんで焼き菓子を2、3種類販売させていただくことになりました。
 

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▶︎お米屋さんの店頭に並ぶ「おやつ屋ちろる」のお菓子


――レンタルキッチンのご縁が販売につながったんですね!カフェのほうはどうやって?

カフェの件は、初めはお米屋さんの経緯でうちにもお菓子を卸してほしいという話から始まりました。
そこから、月に1回か2回、私が一日お店をお借りして、レンタルカフェとして使わせていただくことに。
焼き菓子だけではなく、ケーキなどの生菓子もご提供しています。


――そのほかにも、お菓子のネット販売も手掛けられているんですよね?

はい、クッキー缶、フィナンシェアソート、焼き菓子の詰め合わせなど、時期によって商品は違うんですが、それぞれ商品の販売期間を決めて、売れ切れ次第終了の受注生産という形で販売しています。


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▶︎「おやつ屋ちろる」の人気商品、焼き菓子の詰め合わせ


――ネット販売だからこその大変なことはありますか?

ネット販売だからこそではないけど……ねずみに食べられた事件があります(笑)。
「保管していたお菓子が倉庫でねずみに食べられてしまって、代用品はないですか?」と宅配業者さんから電話があって発覚しました。
その時は余分な数がなかったので「2週間後でもよければ作ります」と言って、宅配業者さんがお客様と掛け合ってくれて、2週間待っていただいて再送したってことがあります。衝撃的でしたね(笑)。

また、お菓子が傷んでしまったというクレームはありました。
賞味期限を自分で確認して発送しているんですけど、お客様の自宅の温度って家庭によって違うので……。
だから、賞味期限を少し短く設定したり、保存料を使っていない手作りのお菓子なのでなるべく早く食べてくださいと、同梱するお手紙に書いています。



お菓子屋さん「おやつ屋ちろる」のこだわり

――全部、青木さんお一人でやられていると思うんですけど、こだわっている点はありますか?

ラッピングは、なるべく凝り過ぎないようにしています。
可愛すぎてもったいなくて食べられないと言われたことがあって。
それはそれで、とても嬉しいんですけど、おいしいうちに食べていただきたいので、ラッピングは凝り過ぎないようにしようと。
 

――お米屋さんで販売されている焼き菓子や、カフェで提供されている生菓子はいつも同じもの?

どちらも変えていますね。カフェのほうは、毎回違うからそれが楽しみと言ってくださるお客様もいて。
ただ、カフェではロールケーキが人気なので、ロールケーキは必ず作っています。生地を変えたり、中身のフルーツを変えたりして。

お米屋さんでは無農薬の野菜や果物も販売されているので、ブルーベリーなどのフルーツをお菓子に使わせてもらったりもしています。
「今回これが人気だったよ」って言われたらまた作ろうかな、とか。

お米屋さんでは、レモンケーキがすごく人気で、それはmarimoさんのレシピのライセンス許可をいただいて販売しています。
レシピのライセンスというのがあって、marimoさんの試験を受けて合格したら、ライセンス料をお支払いして、marimoさんのレシピを商用利用できるというものです。
販売用のお菓子のレシピは基本的に自分で考えているんですけど、レモンケーキに関しては、marimoさんのレシピがものすごく美味しいのと、自分では超えるものを作れないと思って。
 

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▶︎青木さんが販売しているmarimo cafeのレモンケーキ


――青木さんのお仕事は、多岐に渡りますね!

いまやっているのは、①お米屋さんでのお菓子の販売、②オンラインでのお菓子の販売、③1日カフェとして借りているイベント、④marimoさんのアシスタント、⑤ほかのアルバイト、の5つになります。

アシスタントのお仕事に関しては、marimoさんに前もって「必要な日を教えてください」と伝えて、空いている日に入らせてもらっています。



【Episode3】marimo cafeでのアシスタントを経験して学んだこと

生徒さんからは見えない裏方業務を担当

――それでは、現在のmarimoさんのアシスタントとしてのお仕事について教えてください。

お菓子の計量をしたり、発送の際の袋詰めや梱包作業など、黒子系の仕事ですね。
marimoさんの通信講座の生徒さんたちに見本のお菓子を作って送るんですけど、生徒さんが何百人単位なので、marimoさん一人ではそのお菓子を作るのは大変なので。

ほかには、marimoさんのレシピ本の撮影時のアシスタント業務や、普段の試作のときのお手伝いなど、marimoさんが一人で回せないときにお手伝いする、何でも屋さんですね。


アシスタントをしてみて気づいたこと


――アシスタントをされて、何か気づいたことや感じたことはありますか?

marimoさんは、生徒さんに寄り添っているなと感じています。
わからないことを気軽に聞ける空気感とか。当たり前のことなのかもしれないけど、今まで私が働いてきた職場では、なんでわからないの?って雰囲気で、意外とみんな答えてくれなくて……。

こうやったらうまくできるよって教えてくれるのっていいなって感じると同時に、今まで働いてきた環境とのギャップを感じました。
そして、改めてお菓子作りが楽しいものだなって思いました。marimoさんと一緒に仕事をしているとすごく楽しいんですよね。


――現在「おやつ屋ちろる」でのオンライン販売で発送業務もあるかと思いますが、marimoさんのアシスタントをされて経験はいきていますか?

アシスタントを始めてから、「おやつ屋ちろる」をスタートしたので、無意識に身についてしまっているかも。こんな風にやったらキレイ見えるんだ、喜んでいただけるんだなって。

発送業務、実は好きなんですよね(笑)。
作る段取りや発送の段取りも、限られた時間のなかで行うっていうのは、アシスタントとしての仕事でたくさん経験させていただいています。

私が現在販売用のお菓子を作っているレンタルキッチンは、時間で区切られているので、基本的に時間をオーバーできないんです。
段取りよくスムーズにやる仕事の仕方は、marimoさんと一緒に試作したり、発送業務をする中で教えていただきましたね。


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▶︎青木さんが担当している発送業務の様子


marimoさんがやっていることを見て真似て、とことん吸収



――経験がとてもいかされていますね!そのほかにもどんなことが役立っていますか?

それこそお菓子を入れる袋も、marimoさんが使われているものを見ていたので、「このサイズいいな」って思ったらメモを取らせてもらって。袋ひとつにしても、本当にたくさんの種類があるので、買って入れてみて、結果入らないみたいなこともあるんですよね。

ブログやInstagramもmarimoさんの告知方法を見て、こういう写真と文章でやるんだなって思って、参考にさせていただいています。
私は今、ブログとInstagram、X(Twitter)を利用しているんですけど、X(Twitter)はリツイートの機能がいいなと思っていて。まだその恩恵は受けていないんですけど、いつかバズりたいな、と思っています(笑)。

写真の撮り方もmarimoさんの撮り方を見て真似たり、marimoさんの写真教室に通って学んだり。働きつつ、お勉強させてもらいつつ。必要なものはお金を出さないと手に入らないので、身近に教えてくれる先生がいるのはとても助かります。
marimoさんワールドにどっぷりはまっているかもしれませんね、私(笑)。




【Episode4】「おやつ屋ちろる」のこれからの目標と、お菓子を仕事にしたい人へのアドバイス



ゆくゆくはお店を持ちたい

――今後の目標や挑戦してみたいことについて教えてください。

今後はもっとお菓子の仕事を増やしていきたいし、お店を持ちたいと思っているんです。
イートインもやっていきたいし、オンラインショップも続けていきたいし。
自分ひとりでなるべくやりたいので、週2、3日だけお店開いて、ほかの日はオンラインショップ用にお菓子の製造とか。お店を出したいなっていうのは、物心ついたころから思っていました。
 

――自分で作ったお菓子の販売をしてみたい!という方へ、アドバイスがあればお願いします!

まずは、製造許可のあるキッチンを探すことが第一歩になると思いますが、インターネットで検索すればレンタルキッチンは意外と見つかります。
値段は場所によってバラバラなので、利益が出るくらいの価格で押さえられるといいですよね。

あとは、どんなふうにお菓子が売られているか、をしっかり研究することですかね。
たとえば、マドレーヌを売りたかったら、ケーキ屋さんやお菓子屋さんで売られているマドレーヌを買ってみて、どういう袋に入っているか、裏の成分表の書き方がどうなっているのか、などを見るといい見本にはなると思います。味の研究というよりは、売り方の研究というか。

オンラインで販売する場合は、販売日や発送日を明確にしておくと、お客様は安心されるかなと思います。私の場合は、受注販売しているので、受注したお菓子を全部作ったと同時に宅配業者さんに持って行ってもらう工程にしています。
保管場所も取られずに済むし、ロスもでないので、受注販売がおすすめですね。


――お菓子を販売する場所を探すのも大事ですよね?

私の場合は本当に全部ご縁でつながりましたが、そのきっかけは私が作ったお菓子を誰かにプレゼントということと、お菓子の仕事をしたいって公言したことかなと、今振り返って思います。
だから、作ったお菓子を誰かにあげたり、お菓子のお仕事をしたいって公言しておくと、ご縁につながることがあるかもしれません。自分で行動しないと始まらないので。

私も、独立できたらいいんですけどね。ただ、空いた時間でお菓子を作れるっていうのは強みであり、いいことだと思うんですよ。いきなり独立するってばくち過ぎて危険だと思うし、お店にしちゃうとすごくお金がかかるので。

私みたいに、レンタルキッチンを借りてやってみる方法は、最低限のお金でスタートできるし、作る量も自分でコントロールできるので、とりあえずやってみたいと思ったら、こういうやり方はおすすめです。

平日会社員をやっていても、週末だけやってみるとか、月に1回だけやってみるとか。自分のお店を持つことが最終的なゴールだとしても、その間にワンステップやってみて、そこから目指すっていうのもいいですよね。私も、あと3年後の独立を目指して頑張っているので、お店やりたいって周りに公言しなきゃですね(笑)

 

(青木さんプロフィール)
神奈川県のおやつ作家、製菓衛生師、調理師。町のケーキ屋さん、結婚式場のデザートに携わる仕事、デパートの中のケーキ屋さんの厨房でお菓子を作る仕事などを経て、marimo cafeにてアシスタントを担当。2019年より、店舗を持たないお菓子屋さん「おやつ屋ちろる」としての活動をスタート。


インスタグラム→「おやつ屋ちろる





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なが〜い記事を読んでいただき、ありがとうございました!
いかがでしたか?^^


アシスタントをしながら、お菓子屋さんを運営する様子をお届けしました。


「お菓子のお仕事をしたいって公言しておくと、ご縁につながることがあるかもしれません。自分で行動しないと始まらないので。」という言葉は、参考になりますね✨





次回は自宅でアイシング教室を開いているアシスタントが登場します!
どうぞお楽しみに♡


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